ある朝、僕は目覚め

いつもと変わらない日常を過ごしていた。

―はず、だった―・・・

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「ふぁぁ~…」
「遅かったわね、もう遅刻しちゃうわよ?」
「げっ…もうそんな時間かよ?!」

俺は片蔵魁斗。
ごく普通の男子高校生
…の、はず。
ただひとつ、変わったことと言えば…
…最近、エロゲとかギャルゲにハマったことか。
無論、親には内緒でだが。

「ったく、毎日毎日遅いわね!」
「ゴメンって;」

幼馴染みの堅岡南々希には、いつも世話を焼かせている。
女なのにもかかわらず喧嘩が強く、
男顔負けの筋力を持つ超人。
胸も…うん。平均を飛び越してる。
更に成績優秀、文武両道。
しかも顔が……まぁ、そこらの女子に比べたらいい方かもな。

「魁、今日の理科の…」
「…やってません。」
「最悪ね。」

はぁ…
なぜこの世に宿題なんてものがあるのか
俺には不明だ。
優等生扱いだが、はっきり言うと南々希にフォローされまくってるしな。
宿題だって毎回南々希のを写して、
席がとなりだから当てられても俺が考える必要がない。
テストの時は南々希が出題予想した問題を解いて勉強。
その予想はぴったり当てはまるわけだ。
なんて贅沢してるんだろうな、俺は。

「ほら」
「毎回悪いな。」
「そう思うなら1回くらいは自分でやってきたらどう?」
「…すみません」

やっぱり
南々希には頭が上がらない。





NEXTに続く
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