「はぁ?合宿??」

親友の後藤尚季が、いきなり俺の隣に座ってきた。

「そうなんだよ!!あの登田の事だから、何されるかわかんねぇぜ…?」

俺はひっそりとバスケ部に所属していて、
よく合宿や変な合同練習に参加させられる。
その度に誰か彼か犠牲がでるんだが…
無論、極力避けるために先生とは接さない。

「まっ、がんばれよな。エース!」
「そういう変なプレッシャーいらねぇよ…」

言うとおり
ちゃっかりエースだってやってしまっている。

「後藤、今のことホントなの?」
「おっ、南々希ちゃん!」

げっ、南々希かよ…
南々希はぶっちゃけ、クラスで1番モテる。
1話の方でも紹介したけど…な。

「ホントだって!!俺センセから直接聞いたもん。」
「仮にもキャプテンだものね。」
「おぉ!どぅ?俺に惚れる??」
「バカじゃないの?」
「…ですよねー…」

南々希は友だちに呼ばれたのか、
そそくさと帰っていった。
何だったんだ…??

「しっかし、南々希ちゃんかわいいよなぁー…」
「あそこまで冷たくされてまだ言うか。」
「お前はキュンキュンしないのかよ?!あんなかわいい幼馴染み…!」

キュンキュン…?
ぅえ。
親友ながら引いたぞ、おい。


3話に続く
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